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    沖縄おもしろ家庭菜園            4号
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    もくじ 
*1,沖縄の野菜
*2,沖縄のくだもの
*3,沖縄料理雑記
*4,アラカルト
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  *1,沖縄の野菜 ?  「ナーベーラー」

ナーベーラーは沖縄方言でヘチマのことです、またゴーヤに次ぐ沖縄の夏野菜の代表格です。

原産は熱帯アジアのウリ科のつる性1年草で、日本へは江戸時代に渡来しました。

当時は糸瓜(いとうり)と呼び、「いとうり」から「とうり」に変化し、
 
「と」はいろはの「へ」と「ち」の間(マ)にあるのでヘチマとなったと言われています。
 
琉球王朝時代、薩摩役人関係者がヘチマタワシで鍋を洗っていました。
 
それから琉球人は、それをナベアライからナーベーラーに変化していったみたいです。

県外では、タワシや化粧水に利用して食べる習慣がほとんどないようでが、

沖縄では食材として、味噌煮、炒め物、汁物等に利用され食されています。

最近では、日よけを目的としたグリーンカーテンとして利用が見直されています。

ナーベーラーは、開花から約2週間頃の若い実を食用にします。

また、ナーベーラーは連作障害を起こしやすいので、前年にウリ科を植えた所には植えないことです。
              
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  *2,沖縄のくだもの? 「ドラゴンフルーツ」 
 
ドラゴンフルーツは、三角柱のサボテンの実で果実の表面が龍の鱗に似ているのでそう呼ばれています。
 
ドラゴンフルーツは、生育スピードが早く、苗を植えて1年ほどで実が取れます。
 
実生で3年目くらいから収穫できますし、病害虫も特になく育てやすい熱帯植物です。
 
花は夜咲きで、満月の日に開花することが多く、午後8から9時にかけて咲き始め翌朝には萎みます。
 
食物繊維やブドウ糖・ミネラルを多く含んでいて、高血圧、糖尿病、ダイエットにも効果があります。
  
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  *3,沖縄料理雑記 「ナーベーラーウンブシー」 
 
ナーベーラーンブシーの作り方は、へちまの表皮を剥ぎ2cm幅ほどに乱切りします。
 
鍋に鰹出し汁を入れへちまを入れて煮込みます、ポークと豆腐も入れます。
 
最後に味噌を入れて味を整えたら出来上がりです。

へちまはビタミンやカリウムなどのミネラルを豊富に含んでいます。

カリウムはナトリウムの排出を促進する働きがあり、塩分を取りすぎの方には良いです。

へちまは水分も多く、沖縄では咳止めや利尿効果があると言われています。    

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  *4,アラカルト 「沖縄産カカオ」 
 
カカオは、中央アメリカから南アメリカの熱帯地域を原産とするアオイ科の常緑樹です。
 
また、カカオノキ、ココアノキとも呼ばれ、種子はチョコレートやココアの原料となっています。
 
今年に入って、石垣島で国内初のカカオの収穫がありました。
 
育てているカカオの木1300本から約760個の実を収穫。
 
まもなく純国産のチョコレートが出来るでしょう。
 
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